小児外科

あまり聞き慣れないと思います。一般病院に小児外科があることは少なく、小児専門の病院や大学病院の一部にしかありません。

文字通り、「こどもの外科」ですが、「おとなの外科」が「がん」の治療が主なのに対して、「こどもの外科」は、先天性の病気を扱うことが主になります(もちろん、小児がんの治療も行います)。

小児外科で扱う病気の一部を表にしてみましたが、いずれも非常に稀な病気ばかりです。稀な病気ばかりですが、表に挙げたような病気については、手術法も確立し、これらの病気による死亡率は極めて低くなっています。

一般的な病気としてはだっちょう(鼠径ヘルニア)、陰嚢水腫(精巣水瘤)、でべそ(臍ヘルニア)、停留精巣、急性虫垂炎等があります。これらの病気は、成人の外科の先生方でも対応してくれることもあります。

リバティこどもクリニックでは、手術をするわけではありませんが、小児外科の対象となるような病気を早期に発見し、適切な時期に適切な施設への紹介を行うとともに、ご家族の不安を少しでも軽くなるように十分な説明と相談を行っていきたいと思っています。

もちろん、ちょっとしたケガにも対応しますので、気軽にご相談ください。

  • 鎖肛:肛門が閉じている
  • 小腸閉鎖:腸が途中で閉鎖している
  • 腹壁破裂:腸がおなかから飛び出している
  • 胆道閉鎖症:胆汁の通り道が無くなっている
  • 胆道拡張症:胆汁の通り道の流れが悪くなり、胆管炎・膵炎を繰り返す
  • 他(心臓・脳・骨以外のすべての外科疾患が対象)